こんにちは!人形服作りのりんごぽんです。


今回読んだ本がとてもすごかったので
勢い余ってご紹介したいと思います!

人形と関係なくてごめん!

ブログ1

この本です。
読みたくて読みたくて、今回はkindleで買いました♪
(楽天では紙の本もあるみたいです)
悩みどころと逃げどころ [ ちきりん ]
悩みどころと逃げどころ [ ちきりん ]
 
ちきりんさんと、梅原大吾さんとの対談本です。


なんと、100時間、足掛け4年にもなる対談をまとめたものだとか…!
すごすぎます。



ちきりんさんは、社会派ブロガー。
私はちきりんさんが大好きで、いろんな本を拝読しています。 

梅原大吾さんは、世界一のプロゲーマーなのだそうです。
ほかの著作も読んだことがあります。


性別も年代も、歩んできた道のりも全く違うお二人の対談、
内容は「学校教育について」ということなので驚きです。
紙の本が見つからなかったのでさっさとkindleで購入しました。
kindle でも大丈夫。読みやすかったですよ!



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「学校的価値観」の上でうまくやってきたちきりんさん、
「学校的価値観」にはなじまなかった梅原さん。


全く意見の違うお二人ですが、
「学校的価値観を否定している」という面では同じです。



読んで、本当に考えさせられ、
さらに、ふとんをかぶって「あーあー」と叫びたくなるほど恥ずかしかったです。



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私自身は、学校的価値観に何の疑問も持たずに染まって、
なーんにも考えないで育ってきました。


テストの点数はそれなりに取ることができるけれども
それ以外は完全にポンコツの、
ぼーっとした小中高時代でした^皿^



確か、小さなときには勉強が楽しかったんです。
知らないことがどんどんわかっていったり、
知らないことに気づいたりしていくのが楽しかった。


でも中学あたりから、いい成績をとるのが必要だということに気づきだします。
小器用で要領がよかったので、
北海道のいち地方にいる限りは困ったことはなかったのですが、
高校2年生あたりになって、
数学がまるでわからないことに気づきました。


「うん、何いってるかわからないぞ?」


でも、当時行きたいと思っていた大学に行くには、数学もできないといけません。
しかし、理解するには圧倒的に能力も時間も足りません。
そこで私は、 理解することをすっぱりとあきらめて
計算や考え方の操作方法だけを頭にたたきこんだのです。

結果、なんとか地方の国立大には受かりましたが
その後、そうやって得た数学は光の速さで忘れました^^;



大学に入って、気づいたのです。
能力が低いのでなんとか受験対策をした私とは違って、
まわりの友人たちの賢いことよ!

私がぼーっとしてポンコツぶりを発揮している間に、
彼らはいろんなことを自分の頭で考え、体験し、表現してきていたのです。


「とりあえず公式を覚えてやり方を覚える」人(私)には
全くたどり着けない世界に住んでいたのでした。 


自分で考え抜いて、腹の底から湧き出るような意見を持っている人は、とても輝いて見えました。





「何も疑問に思わなくていいから、
与えられた仕事(勉強)をやりなさい」
そんな状態に漬かりきっていた私は、
まさにちきりんさんが危惧するタイプの大人になっていたのです。
自分で問いもたてられないような大人に。



ああおはずかしい!






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梅原さんとちきりんさんのお二人ともに共通するすごさは、
「とことんまで考え抜く」こと。
そして、自分で
「問い」をたてられること。


先ほども書いたように、
学校的価値観にとらわれていると、
「考えなくてもいいから、レールの上を一生懸命走りなさい」と言われます。
考えなくてもいいから、敷かれたレールの上をひた走ることが
学校でいう「努力」だと言われます。


そのような状態に何の疑問も思わずに「努力」だけをしていると
自分で問いを立てられなくなってしまいます。



問いを立てられる、
疑問点を見付けられる人は、
その時点で答えに近づいているのです。


問いを立てられない人には
答えなんてすごいものは見えません。蜃気楼です。


でも、答えを知りたいから、
ネットで他の人のレビューや意見を探したりするのです。


自分で考えることもせずに。
(ふとんをかぶってあーあーあー)


そうやって得た「答え」の価値は…。

ごみくず、でしょうね。





私のように、小器用で何とかなってきた人は
疑問を持てない、問いを立てられないところに
大きな問題があるような気がします。





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ちきりんさんは、
「学校は、不利な人をより不利にする場所」とおっしゃっています。



私もかつて特別支援のお仕事をしていたことがありましたが、
学校というところは、なんて
あるタイプの子の学びに特化した場所だろうと思ったことがあります。


「勉強もスポーツもそこそこできて、
明るくて元気。
リーダーシップがとれる」



そんな子を伸ばすための場所だなあと。
(いるんですよ、こういう子って!)


勉強もスポーツも苦手で、じっとり暗い子(私か?)や
 人の先頭にたって引っ張るのがどうも苦手な子(私)や
勉強にしろ、スポーツにしろものすごく天才で突出した能力のある子(私ではない)、
「どうしてこれをする必要があるのか」と根本的に考えてしまう子(梅原さん)には
あんまりむいていな場所みたいです。





学校にいる大人にとって、いい人材を育てる場所が、学校。



じゃあ、もともと不利な人はどうすればいいのかな?と考えました。



私は、それを特別支援だと思います。



現状の特別支援は、まだまだ障害を持っているお子さんやボーダーラインのお子さんのためのものですが
障害の有無にかかわらず、
枠を広げ、目をかけていったらいいと思うのです。


勉強に興味がなくたっていいじゃない。
スポーツが苦手だっていいじゃない。
リーダーシップがとれなくたっていいじゃない。
係りの仕事が大っ嫌いでもいいじゃない。



「スポーツが苦手な、いい子」でいいじゃない。

とくに、学校に入ってから特別支援にかかるようになると、
今の学校では「ドロップアウト」とみなされがち。


特別支援を受ける=ドロップアウト、という
今までの学校的価値観を変えたい、
私はそんな風に思いました。





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それにしても、

全く意見の違う方同士の議論は、なんておもしろいのでしょう!
違う意見に耳を傾けることで、
自分の意見も深くなるのですね。
互いに掘り下げ合うやり取りは、
単に本を手にしているだけの私にも、
すごい刺激になりました。










何回も読んだら、
きっと違うことを感じ取れるような気がします。




まず私は、今から自分が進む道に
問いをたててみたいと思います!

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 梅原さんのゲーム動画、見てみたいなあ✨
格闘ゲームは、やったことがないけれども。